今回のブログは『予防について』です。
普段何気なく行っている予防の意味を把握しておきましょう!
**狂犬病ワクチン接種**
4月1日より平成25年度狂犬病ワクチン接種、登録及び済票交付が始まりました。
町田市にお住まいの方は、当院にて手続きを行う事が可能となります。
また、川崎市にお住まいの方に関しましては、代行での手続きをしておりますので
鑑札・済票は後日のお渡しとなります。ご了承ください。
前年度にも予防接種を受けたことがある場合は 17:00まで に、
仔犬・仔猫や初年度の予防接種は午前の診療(9:30~12:30)にご来院ください。
接種後の様子を見てあげるためにもなるべく午前の診療を推奨しています。
また、当院では予防接種前に、糞便検査を行っています。出来ましたら、来院される際にウンチをお持ちください。
**フィラリア症の予防**
フィラリア症の予防薬は蚊が出始めてから、見かけなくなった1ヶ月後まで飲ませる必要が
あります。その年の気候や地域にもよりますが、5~12月頃までを目安にしてください。
今年の予防薬を始める前に、必ずフィラリア検査を行います。
~なぜ、フィラリア症予防の前に検査をするの?~
犬フィラリア症は、1年を通してきちんとお薬を飲ませていれば100%予防が可能です。
しかし、冬の間は感染する確率がかなり低くなるので、休薬期間となっています。
万が一、休薬期間中に感染し、ミクロフィラリアが体内にいる状態で予防薬を飲ませるとショックを起こし、危険な場合があります。
当院では、『 抗原検査法 』という方法でフィラリア検査をします。
抗原検査法とは・・・血液を採り、フィラリアの成虫から排出される微量な物質を
抗原抗体反応でみる方法です。顕微鏡で覗く方法よりも高確率で検出されます。
◆ フィラリアの検査には3つのコースからお選びいただけます ◆
【1】 フィラリア抗原検査
フィラリア検査のみご希望の場合。
【2】 フィラリア抗原検査&基本5項目
(基本5項目では肝臓・腎臓・糖尿病・貧血・栄養状態をみます)
簡単な健康診断を一緒に行います。
【3】 フィラリア抗原検査&さらに詳しく16項目+全血球計算
7歳を過ぎたら、全身の状態を把握するためにオススメします。
※【3】の検査のみ、血液検査の結果は後日報告となります。ご了承ください。
フィラリア検査の結果は当日お伝えいたします。
**ノミ・マダニ予防**
ノミ・マダニ対策には、月1回の駆虫薬の投与が効果的です。
ノミ・マダニは、やぶや草むらなどに生息してペットのお散歩の時に寄生の機会を狙ってます。
森林はもちろん、都会の公園や河原など身近な所に生息しています。
人が家の中に持ち込む可能性もあるので、おうちの中で過ごすことが多い子もしっかり予防してあげることが大切です。
皮膚に寄生するノミやマダニは痒みや皮膚炎をはじめ、
重大な病気を引き起こす原因でもあります。
また、マダニが媒介の病気はペットだけでなく、人に感染するものもあります。
【犬バベシア症】
マダニに吸血された時、バベシア原虫が犬に感染し、犬の赤血球を破壊します。
貧血や発熱などが見られ、重症の場合は死に至ることがあります。
【猫ヘモバルトネラ症】
ヘモバルトネラというリケッチアが原因となり、
貧血、発熱、元気消失などの症状が現れます。
【人への感染症】
日本紅斑熱や近年感染が確認された、重症熱性血小板減少症候群など。
◆ ノミ・マダニ予防薬には2タイプあります ◆
◎ スポットタイプ
肩甲骨辺りに液状のお薬を垂らす、塗布タイプです。
◎ 飲み薬タイプ
ゴハンと一緒に与えることのできる、経口投与タイプです。
皮膚が敏感な子、スポットタイプを滴下するのが苦手な子にオススメです。
ご来院いただく前に、何かわからないこと等がございましたら
当院スタッフまでお気軽にお問い合わせください。
PePeどうぶつ病院 TEL:042-708-9155